TOP > 富裕層マーケティングについて:顧客マーケティングについて

日本のマーケティング研究機関、日本マーケティング協会(JMA)ではマーケティングを以下のように定義しています。
定義こそ複雑ですが、マーケティングを行う目的は単純明快。「顧客を獲得して売上につなげること」、この1点に尽きます。そのために行う顧客の調査・分析、商品開発・設計、宣伝・広報、営業、流通、販促など、顧客との接点が強い企業活動を「マーケティング」活動と呼びます。
しかし上で紹介したような活動のすべてが「マーケティング」であると認識している方は少ないのではないでしょうか? 現状「マーケティング」という言葉には大きな誤解が付きまとっています。

「日本で一番最初にマーケティングを行ったのは平賀源内だ」という説があります。「土用の丑の日」で有名なウナギの蒲焼きのキャッチコピーを始めとし、現代の手法にも通ずるさまざまな宣伝・広報活動を行ったから、というのがその根拠です。しかし、ここにはマーケティングに関する我々の誤解が大きく表れています。
そもそもマーケティングには非常に広範囲の企業活動が含まれます。前述したように、顧客の調査・分析、商品開発・設計、宣伝・広報、営業、流通、販促などのすべてがそれにあたるのです。にもかかわらず、一般的には宣伝・販促活動のみをマーケティングと捉える誤解が蔓延しています。
ちなみに平賀源内はエレキテルや「火浣布(かかんぷ=燃えない布)」など、さまざまな品を発明しましたが、商業的に成功することはなく、その最期を獄中で迎えました。一方、米国の発明家トーマス・エジソンは各種発明品を「販売」することに成功し、やがてはゼネラル・エレクトリック社を創業します。エジソンと源内の違いは、「マーケティング」を行える事業者だったかどうか、です。エジソンは、人々が生活の中で抱くさまざまな欲求「夜でも明るい光が欲しい」「音を記録して、後から聞けるようにしたい」などを吸い上げ、それらを叶えるという方法で事業を成功させました。この「生活の中で抱くさまざまな欲求を吸い上げる」ことこそマーケティングに他なりません。顧客の調査・分析、商品開発・設計というマーケティング活動をエジソンは行っていたのです。源内は優秀なキャッチコピーは残したものの、発明品に関してはマーケティングを行えなかったようです。なぜなら江戸時代の民衆は、生活の中でエレキテルや燃えない布を求めなかったのですから。

ビジネスの成功に必要不可欠であるマーケティング。しかしその対象が明確ではない場合、成功には結び付きません。では現代において、どのような層を対象にマーケティングを行うべきなのでしょう? 当サイトでは富裕層へのマーケティングをお勧めします。格差社会といわれる現代、企業は生き残りをかけて年収1,500万円以上の富裕層の個人需要を掘り起こすことに力を入れています。今後、特に中小企業においては、富裕層の顧客をどれだけ持てるかに事業の命運がかかっているといえるでしょう。